ディーラーで行っているコーティングは、専門店に外注やディーラー内で施工していたりします。ディーラー内施工の場合、設備環境が整っていないことが多く、場合によっては、屋外で施工している場合や、併設の整備工場内で施工することもあります。さらに施工する技術者に専任のスタッフがいることは希で、技術者のレベルがまちまちということも。外注している場合でも、予算枠が絞られるため、外注先の下請けでは十分な作業ができない可能性があります。メリットとしては、車の購入時のローンにコーティングの予算を組み込めるということがあげられます。

ガソリンスタンドに併設されたコーティングショップは、値段も手頃で設備も整っています。施工時間も短く、初めてコーティングを行う方にとっては手軽さが魅力です。また、洗車やメンテナンスにも対応しています。一見お手頃かと思いますが、実は下地処理の一工程である磨きの工程は含まれていません。オプション扱いで磨き工程があっても、やはりプロショップに比べて技術面では差があります。また、フランチャイズとしての一定の品質は保っており、それは良い面でもありますが、反面、どのような車にも一様のやり方で行うことを意味します。

プロショップでは、塗装面の状態を見極めるための特殊照明、粉じん対策と温度管理のできる密閉された施工スペースといった設備を整えています。また、様々な施工経験・実績があり、コーティング剤の種類も多く提案できます。そのため、確実に高品質のコーティングが可能です。また一番差がでてくるのは磨きの技術です。
長年の経験により、車のコンディションを見極め、適切に塗装下地を整えることが可能です。美観の維持、塗装面の保護といったコーティングの役割を最大限引き出すのがプロショップです。
ただ、そのぶん施工時間もかかり、コストも他施工店に比べて高い場合が多いですが、長期に渡るメンテナンスや、コーティングを維持できるアドバイス・提案ができるのもプロショップならではです。